健康は自分で守る!

ハードワークな職種の1つである看護師の仕事は、患者の容態によってスケジュールの変更も珍しくないことから、生活サイクルが不規則になりやすい傾向にあります。そのため、疲労やストレスが溜まりやすく、心身に悪影響が及ぶリスクが高くなるので、十分な休息が欠かせません。しかし、看護師の仕事はまとまった休みを取るのが難しいため、生活の中で手軽に実践できるセルフケアを実践すると、体調の維持がしやすくなるでしょう。

たとえば、痛みや疲れを感じる体の部位には、マッサージを施したり、入浴時間を長く取って体を温めることで、筋肉のこわばりを解消できます。また、その際に、血液の流れを良くして、老廃物などを取り除くことができれば、身体のむくみも軽減されるでしょう。このようなセルフケアは、特別な道具や技術は不要なので、誰でも実践できるのが魅力ですが、一時的な対処療法であることを理解しておいてください。

疲労が蓄積された体を根本から整えるためには、私は十分な休息とき十分な栄養、それに規則正しい生活だと思います。とはいえ、医療施設はどこも人員不足なので、職場によっては休みが取りにくく、生活も不規則になりがちかもしれません。しかし、だからといって疲労を放置しておくと、自身が辛いばかりか、集中力を欠いて、医療事故を起こすことにもなりかねません。看護師の仕事は人の命を預かる仕事なので、安全に室の高い仕事をするためには、自分自身の体も大切にする必要があります。ですから、仕事に支障が出そうなほど体調管理が難しくなった時には、部署異動の相談をしたり、夜勤のないクリニックに転職するなどして、自身の健康を守りましょう。